自毛植毛とは?治療の流れ、期間、費用について

代表的なAGA治療のひとつ「自毛植毛」について解説します。男性ホルモンの影響を受けにくい部位から毛根を移植し、脱毛しづらい毛髪をつくります。自毛による自然な仕上がりが得られる人気の治療です。

毛根三銃士のAGA解決ガイド: 薄毛・抜け毛から頭皮を救え!(ロゴ)
AGA治療とは?
AGAの治療法:自毛植毛

自毛植毛とは

自毛植毛の特徴

AGAに強い自毛を薄毛部分に移植する治療法

自毛植毛とは、自分の後頭部や側頭部の髪の毛を手術により移植する方法。具体的には、毛包(毛母細胞や毛根等、毛が生えるのに必要な器官一式)を採取し、薄毛部分に移植します。

AGAは前頭部や頭頂部に対して薄毛が進行しますが、後頭部や側頭部の毛根はAGAの影響を受けにくいという特徴があります。その特徴を生かして後頭部や側頭部の毛根を移植することにより、たとえAGAが進行したとしても移植した毛根からは髪の毛が生えてきます。AGAの影響を受けにくい頭皮環境を再生することができるのが特徴です。

自毛植毛の効果は?

自然に発毛したかのような仕上がりに

自分の毛包を手作業によって薄毛部分に移植するため、髪質や色が変わらず周囲の髪と馴染むため、自然に発毛したかのような仕上がりになります。後頭部や側頭部から採取した移植元の毛包は無くなりますが、毛包がなくなったとは思えない様に考慮して採取されるため、移植元の髪が薄く見えるといったこともありません。

また、人工毛移植では人工的に生成した毛髪を移植するため、皮膚が拒否反応を起こして炎症が発生するといったリスクがありますが、自毛植毛の場合は自分の髪の毛を別の部分に移植する治療法ですので、そういったリスクもなく、安全な治療法と言えます。

具体的な施術法

主流な移植法は「FUT法」と「FUE法」

自毛植毛では後頭部や側頭部から「グラフト」という単位で株分けされた髪包を採取して移植しますが、移植する方法としては大きく分けて2種類あります。

ひとつは「FUT法(Follicular Unit Transplantation)」と呼ばれる方法。幅1cm×長さ10~20cm程度の範囲で頭皮ごと切り取って毛包を1つずつ移植する方法で、世界中で広く行われています。メスを使用する手術が必要ですが、移植した髪の生着率は95%と高く、効果の高い治療法です。

もうひとつは「FUE法(Follicular Unit Extraction)」と呼ばれ、メスを使用せずにパンチと呼ばれる器具を使用し、直径1mm程度の幅で毛包を1つずつ採取してゆく方法。パンチで毛包を採取する際に毛根を傷つけてしまうケースもあり、移植後の生着率は70%程度となりますが、移植するグラフト数が少ない場合や、メスを使用したくない場合に有効な治療法であると言えます。

副作用は?

軽い副作用が発生する場合もありますが、必ず回復します

自毛植毛の手術の際は、局部麻酔を行った上で手術するので痛みは感じません。手術後に頭皮の腫れや頭痛、にじむ様な出血が起こる場合があります。数か月程、移植した部分の感覚が鈍い様な、軽い違和感を覚える場合もありますが、これは移植部分の細かい知覚神経が切断されるために起こる現象で、およそ2~3か月で回復するので安心してください。

また、ショックロスと言って植毛手術後に一時的な脱毛が発生する場合もありますが、これは新しく毛髪が生え変わるために必要なプロセスであるため、しばらくすれば新しい髪が再び生えるようになります。

自毛植毛の流れ

STEP1:カウンセリング

カウンセリングと診療を行い、手術方法等を確認

まずは予約をした上で来院し、自毛植毛を行うにあたってのカウンセリング受けます。カウンセリングでは髪の悩みやどのような頭髪にしたいか等といったヒアリングを行い、治療方針の説明や料金の説明が行われますので、疑問や不安な点上がる場合はしっかりと質問するようにしましょう。

診察ではAGAかどうかの診断や、薄毛の部位、頭皮の柔らかさや形状を確認し、毛包の移植元となる範囲を診断して手術方法(FUT法、FUE法)の検討や必要な手術回数の説明を行います。また、植毛手術が可能かどうかを調べるために、採血を行って簡単な検査を行う医療機関がほとんどです。

STEP2:自毛植毛手術開始

日帰り手術が可能だが、時間の余裕を持って手術に臨みましょう

手術する日に際来院し、自毛植毛手術を受けます。洗髪、消毒して頭皮を清潔にした上で、移植元の部分から毛包を採取。採取方法は手術方法によって異なりますが、局所麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんど感じません。

採取した毛包を1本ずつ丁寧に、手作業でグラフト単位に分けられます。分けられたグラフトは全体のバランスを考慮しながら、移植先に手作業で植えこまれてゆきます。

手術回数は通常1~2回、また1度に移植可能な最大グラフト数はおよそ1,000~3,000グラフト(毛髪2,000~6,000本)ですが、医療機関や手術方法によってさまざま。1回の施術時間は診察などの準備時間や手術後のケアも含め、約4~6時間程度必要ですので、時間に余裕を持って臨んでください。

STEP3:通院による術後のケア

術後ケアの通院は医療機関によって異なる

ほとんどの医療機関では、手術後の翌日以降に再度来院し、包帯を取ったり移植部のガーゼ抜糸を行ったりします。時間が経てば溶けてなくなる手術糸を使用する医療機関もあり、そのような方法で行われた場合は再来院する必要がありません。

術後のケアについては医療機関によってさまざまで、およそ1週間に通院して術後の経過診療を受ける場合もありますし、半年に1度の無料定期点検を行っている医療機関もあります。

自毛植毛手術を行った場合、洗髪制限や運動制限など、術後に気を付けること項がいくつかありますので、移植した毛包が正常に定着するように気を付けて日常を過ごしましょう。

【まとめ】今そこにある自毛を移植!確実に増やせる治療法  

AGAは前頭部や頭頂部から薄毛が広がるが、後頭部や側頭部の髪は残るのが特徴だ。それを逆手に取って、AGAに強い後頭部や側頭部に自分の毛包を移植するという発想がすばらしい。また、自分の髪の毛なので拒否反応等もほとんどなく、FUT法の場合、髪の毛の生着率も90%と非常に高い点。安全かつ確実な自毛植毛は、非常に有力なAGA治療法であると言える。

気になる治療費は移植する範囲の面積や移植するグラフト数、医療機関によってさまざまであるが、最低でもおよそ50万円程度と高額ではある。だが、AGAの進行が進みすぎて、内服薬治療や他の治療法での治療が望めない場合は、実際に髪の毛がまだ生えている後頭部などから移植するので、失った髪の毛を確実に取り戻せる治療法なのさ。